ひきだしから、男子!


 彼はニヤリとした。

 「明日、本屋に連れ

 てってやる。もし、

 智佐がマンガ買った

 ら、俺があいつの分

 身だって信じろよ」

  あり得ないと思う

 けど。

  本物の畑山のそつ

 がない笑みを思い浮

 かべて、牡丹はひと

 りうなずく。細めた

 目で彼を観察する。

 態度以外は何から何

 まで畑山にそっくり

 だ。

 「そろそろ

  出てってよ」

 彼は首をかしげる。