窓から射しこむ朝
日に顔をしかめ、彼
を部屋から追いだし
た。
月曜日である。テス
トまであと数日。
畑山君、全然寝てな
いじゃん。あんなの
ずっとやってたら、
倒れるに決まって
る。
姿見に映る自分の顔
を見て、ため息をつ
く。青黒いクマがく
っきりとできてい
る。生気が抜けたよ
うな面構えになって
いる。うつらうつら
しながら起きていた
牡丹でさえこうなの
だから、畑山は、よ
り酷い顔で学校に来
るに違いない。
しかし、教室に現
れた彼は、まるでよ
く眠ったかのよう
な、シャキッとした
空気を
まとっていた。
「おはっす」
透が斜めうしろの席
に座った。



