「よく 痔にならないね」 「なりかけてる」 「きゃあ ああああ」 ムンクの『叫び』の ような顔をして、牡 丹は耳を塞いだ。 「聞きたくない、 痔の話なんか聞きた くない。だって女の 子ですもの」 キンキン声で言う。 睡眠不足が精神に悪 影響を及ぼしたらし い。目をぐるぐる回 して爆笑しだした彼 女に、 Bは苦笑する。 「聞いたの おまえじゃん」 「オホホホホッ」 「とりあえず 頭冷やせよ」 彼が数学の教科書を 開いて見せたので、 牡丹は 静かになった。 「着替えるから 出てって」