ひきだしから、男子!


 Bが牡丹のほっぺた

 をつねる。

 「寝んなっ、

 よく見れ。めっちゃ

 頑張ってんだろ」

 薄暗い部屋に灯って

 いるのは電気スタン

 ドの光だけだ。眠く

 もなる。

 「せめて

 蛍光灯つけようよ」

 「つけないから

    いいんだろ」

 牡丹は頬をつまむ指

 を払ってベッドに沈

 む。

 「スタンドだけでや

 ったほうがなんかい

 いんだよ。勉強して

 る気がするっていう

 か」

 「目ぇ悪くするよ」

 「モチベーションだ

 よモチベーション」

 Bが拳を握って力説

 する。