ひきだしから、男子!


 ビンタ戦争が始まり

 そうなぴりぴりした

 空気が流れる。

 気迫負けして、彼女

 はおとなしくシャー

 プペンを動かした。

 でも勉強漬けなど、

 牡丹に耐えられるわ

 けがなかった。

 

  そして、

 四日目の夜、

 ついに鬱憤を爆発さ

 せた。

 「もう駄目。無理!

 ガッツマン見たい」

 「アニメ見てる暇

 ねぇから」

 ものさしが

    机を打つ。

 「教科書に載ってる

 単語さえ覚えてねぇ

 じゃねーか」

 牡丹は立ちあがって

 消しゴムを床に投げ

 つけた。ドアが軽く

 ノックされる。