ひきだしから、男子!


 悲鳴に近い声をあげ

 る。

 「足りない。

 全然足りない。おま

 えバカのくせに。下

 から数えてニ十番の

 くせに」

 彼はふきだしそうな

 顔をして、ものさし

 でペシペシ牡丹の頭

 を叩く。

 「あたし以下の人に

 謝れっ。ていうかな

 んで知ってんだし」

 「成績表、見た」

 「みかこ達にしか見

 せてない」

 「見せあってるの、

     のぞいた」

 牡丹は半眼になって

 項垂れた。

 「こら、

   問題解けよ」

 ビシッと

   肩を打たれる。