「牡丹の好きなアニ メのキャラにね、畑 山君っていう人がい るの」 みかこが冷や汗をか きながら言った。 「その話。畑山君の ことじゃないよ」 非常に苦しい言いわ けだ。 反応は、微妙。 完全に、空気が 凍りついてしまって いる。ショックのあ まりであろうか。 畑山が派手に椅子か らずり落ちた。 「智佐?」 膝をついた柏田が彼 の頬を叩く。 「保健室。 誰か手貸して」 あたしが。 牡丹は遠慮がちに 手をのばした。だけ ど柏田ににらまれて しまって、畑山に触 れることはできなか った。