「双葉さん、最近よ く話しかけてくるけ ど、どうしたの」 畑山は言いにくそう に顔を歪めた。 「わかんないの?」 背後で 透の声がした。牡丹 が振りむくと、あた しに任せなさいとい うように自信たっぷ りの笑みを広げてみ せた。 「牡丹は畑山君のこ とが好きなんだよ」 わぁ……馬鹿ぁ。 牡丹は真っ青にな った。教室の床が抜 けて、地底の国に落 下していくような気 がした。 全身の毛穴が開く。 教室は、 シーンとなる。