柏田は気持ち悪そう に牡丹を見て、首を ふった。 畑山は軽く目を見開 いた。 「え、 もらっとけば。これ いいやつだよ」 「なんで わかんだよ」 「重そうだし…… 高いじゃん」 彼は本をひっくり返 して柏田に値段見せ る。 「うわ、バカなんじ ゃないの。くそ高い な。 でもいらねーよ」 「そっか、 そうだよな」 ずっしりとした重み が、返ってくる。牡 丹は嘆息する。 ていうか、あたし 何やってんだろう。 こんなことして友達 になれるわけないじ ゃん。 でも他に方法が思い つかない。