ひきだしから、男子!


 「こんなとこで……

 どうしたの

 双葉さん」

 「これを

 さしあげようと」

 「これ、なんなの」

 「人妻モノ……」

 彼は鮮やかにスルー

 して、夜の町を颯爽

 と歩いて行った。

 皮膚にコケが生えそ

 うな、ぬめりけのあ

 る風が吹く。

 「追いかけろ、アタ

 ックするんだ!」

 「恥ずかしすぎる」

 牡丹は、マスクとサ

 ングラス着用で購入

 したエロ本を落とし

 て、顔をおおった。

 Bがそれを拾いあげ

 る。

 「あとで

 読もうっと」