ひきだしから、男子!


 どんなに嫌味な教師

 とも和やかに会話す

 る。掃除や係の仕事

 も、実に楽しそうに

 やる。

 ぼんやりと彼を眺め

 ていると、背中を叩

 かれた。

 「告白は、もうした

 の」

 振り返ると、透がニ

 タニタしていた。

 「しないよ」

 牡丹は口を尖らせて

 彼女から視線をそら

 す。

 「ふーん」

 ニタニタニタニタ。

 「じゃーあたしがし

 ちゃうよ、告白」

 思わず振りむいた牡

 丹の頭が、透の顎に

 あたった。彼女は小

 さくうめいて涙目に

 なる。

 「ごめん、

 大丈夫?」

 「痛い」

 「ごめん、

 ごめんね」