「あたしのキャベツ が千切りに……」 「うっしゃ、 勝った」 高笑いしたレタスの 上にも刃が落ちてく る。Bは小さく悲鳴 をあげた。 「俺のレタスも 千切りに……」 結局、引きわけにな った。 「もっかい」 Bがコントローラを しっかりと握る。 壁に掛かった時計を ちらりと見て、牡丹 はわたわたとゲーム を片付ける。 「なんだよぉ」 「十二時だよ、お母 さんが帰ってくる」 「いいじゃん」 「良くない!」