手帳には隠し撮りし たと思われる写真が 貼ってあった。 机に頬杖をつき、 『北都の件』 を読んでいる牡丹が 写っていた。 「コミュニティーセ ンター行かなきゃ」 呟くなり、畑山はブ レザーをはおり、部 屋から出ていった。 ボランティア活動の 集まりが、あるらし い。 牡丹とBは気まずい 空気で見つめあって いる。 どちらも次の反応を どうとればいいのか わからなかった。