ひきだしから、男子!


 カッターの刃を、折

 れそうなくらい長く

 のばす。

 ハサミをヂョキヂョ

 キ動かして威嚇す

 る。

 「じゃないと切るか

 ら。

 まじで切るから」

  畑山はサッと青ざ

 めて、手を叩いた。

 途端に、彼の腰から

 下はモザイク状にな

 った。

 「これでいい? と

 りあえず話聞いて」

  全然良くない。