_______蓮夜side
「ならいいです。」
「待てよ、」
ほっときゃいいのに、なぜか
こういう奴って相手してやりたくなる
俺は腕を掴んだ。
でも、こいつは嫌そうな顔をしている。
それに俺を探しにきていた時からずっと変わらねぇ顔
「んでそんな嫌そうな顔すんだよ。」
「いや、普通でしょ。」
「へー俺のこと嫌いな奴もいるんだ。」
うわ、もっと嫌そうな顔をしやがる。
するとこいつは真顔で、
「はい、嫌いですよ。」
ありえねえ、普通人にこれ言うかよ?
「どこが悪いわけ。どうみても完璧だとおもうんだけど。」
「その態度です。では」
俺の掴んでいた腕をふりほどいてさっさと行ってしまった。
「なんて奴だよ。ま、ほっとけ。もう関わらねぇ。」

