・・・尚、

ごめん。


「・・・わかった」


・・・。


「今日で、俺らは。」


「赤の、他人な」


そう呟くように言って笑った尚は

どこか寂しげで、

儚げで。


触れたら壊れてしまいそうで

今にも消えてしまいそうで


君にそんな顔をさせたのは、私なんだ。

そんな当たり前のことを

痛い程に実感。