あたしが向かった先は、学校の屋上。 屋上に着くと、 太陽が真夏のようにサンサンで。 夏は、もう終わりなのに。 光合成しちゃいそう。 「おはよう。今日からまた始まるよ。」 朝の挨拶だ。 …空に。 屋上を去ろうとしたそのときだった。 「なにしてるんだ?こんなとこで。」 後ろから声だ。 せ、先生? 今から行くとこだったのにー! 振り向くと、 先生ではない。 見たことのない男子。