だけどその人はそのまま電信柱へ。

「いててて・・。葵 いたいってば・・」

「それはお前がよけすぎたんだろ」

そういって笑いながら馬鹿にしてきたのは

茶髪で

チビのくせに

顔立ちが整っている 法衣 葵。

そらにつづいて昔 私を助けて いじめの張本人を見つけてくれた人・・。

そしていじめの原因の一人。


「なんなら手をかしてやろうか?」

絶対からかってる!

「い~え。遠慮しときます~」

そういって自分で砂を落としながら立つ。

「ちぇ。可愛げねーな!」

「悪かったですね!」

こっちだって可愛げくらいだしたいよ。

「それより二人とも遅刻するよ?」

おちついた様子で雪が口を出す。

「「あ~!」」

そうやってぎりぎり学校についた。

「じゃあ俺は2組だから。」

「うん。じゃあね。」

私と葵は1年3組。

「なぁ。雫。宿題なんだったけ?」

「やばっ!私もやってないや。」

「じゃあ同犯だな!」

「はぁ~。」

大きなため息をつく私

「おはよ~。雫」