岡澤と尾崎はなんのちゅうちょもなく好きな人を言った

こうなれば言うしかなかった

だから俺と野村は話し合った

好きな人が誰かを

俺はとっさにこのクラスの中で一番タイプの女の子の名前を言うことに決めた

そして野村の耳元で囁いた
すると驚くことに、野村も俺とおんなじ女の子の名前を言った

桜井だった

さすがに言葉が出なかった

が、笑いにかえてその場をしのいだ

しかたなく俺らは岡澤と尾崎に耳元で桜井だということを教えた

するとこいつらはギャーギャー言って騒ぎはじめた