くりっとした顔立ちの斉藤君。
今日は飲んでいるところを急行してくれたのだろう、
少し頬が赤く、
なんだかーーー色っぽい…
って、
私は何を考えているのっ。
もぉーーー
っていうか、
なんか、
告白されたばっかりなのに、
意識してしまうーーーー
「??あの??深雪さん??」
斉藤君が困ったように、
また覗き込んで、
我に返った。
「あっ。ご・・・
ごめんなさい。
---もぉ。ナギサがこれを斉藤に食べさせろっていうから・・・
ねぇ、
『ライチなんだぜ』ってどういう意味だと思う?」
さっぱりわからない。
斉藤君はちょっと
上を見て考えるそぶりを見せて、「あ。」
と、声を上げた。
「何?わかったの??」

