敏腕美人秘書のみゆきさん ■


くりっとした顔立ちの斉藤君。

今日は飲んでいるところを急行してくれたのだろう、
少し頬が赤く、
なんだかーーー色っぽい…


って、
私は何を考えているのっ。

もぉーーー


っていうか、

なんか、

告白されたばっかりなのに、
意識してしまうーーーー


「??あの??深雪さん??」


斉藤君が困ったように、
また覗き込んで、
我に返った。


「あっ。ご・・・

 ごめんなさい。

 ---もぉ。ナギサがこれを斉藤に食べさせろっていうから・・・



 ねぇ、
 『ライチなんだぜ』ってどういう意味だと思う?」


さっぱりわからない。

斉藤君はちょっと
上を見て考えるそぶりを見せて、「あ。」

と、声を上げた。


「何?わかったの??」