敏腕美人秘書のみゆきさん ■


ちらりと
ナギサを見るけど、
相変わらずの無表情で
ふわーっと欠伸をしながら早くしろよと言わんばかりに
首を傾げた。

・・・わかったわよ。

「実はねーーー」



事情を話すと、
斉藤君はどうやら会社の近くで同僚と飲んでいたらしいが
すぐに来ると言う。




「ナギサ、斉藤君は今くるって。」

「そ。」


そっけない返事をして、ナギサは立ち上がる。


「え?どこ行くの?」

「帰る。」


・・・・


「はぁ!!??」


ちょっと!意味わかんないですけどっ!!

斉藤君を呼び寄せておいて?!!
社長本人は帰宅ですって?!


どんな
嫌がらせよ!