敏腕美人秘書のみゆきさん ■


「なぁ、ミノル。
 これ、あと一つある?」

「あるよ。
 何?そんなに気に入った?」


実ちゃんは楽しそうに笑った。

珍しい。
ナギサは甘いものは好きだけど・・・

「ちがう。
 うまいけどな。

 ミユキ、電話して。」

「へ??
 誰に?」


この時間に?

時計に素早く目をやると11時過ぎ。
誰だろう。

朝子ちゃん?