敏腕美人秘書のみゆきさん ■


「ま、気にせず、
 大人しく
 
 社長の『お守役』の新人教育制度を受け入れればいい。」

「・・・はぁ・・・。
  
 あの・・・なぜ俺なんですか?」

一応、聞いてみた。
まぁ、
新入社員がこういうこと聞いたら
ダメなんだろうけど。


「だからーーー」


社長は
赤いメッシュの髪をぐしゃっと掻き分けてから

はぁと軽く息を吐いた。


「・・・だから、素直だから。
 ミユキと合いそうだろ?」



す・・・


素直???!!!


初めて言われた。