社長に続いてトイレに入ると、 ざぁっと洗面所で 頭から水を浴びる社長がいた。 「斉藤、そのタオルとって。」 俺は、言われた通り バッグから タオルを差し出す。 社長は、 ネクタイを緩めると、 シャツを無造作に脱いで、 中のTシャツに着替えた。 「社長。 会社に、戻りましょう。」 「--?なんで?」 社長は、 不思議そうな顔をして、 俺をにらんだ。 「折角、アサコが来たのに、 戻るわけないだろう?」