「・・・あのなぁ。アサコーー・・・」 ナギサはめんどくさそうに髪をかき上げた。 金色の髪がきらりと太陽に光る。 「斉藤。 ムービースタンバイして。」 「へ??」 急に話しかけられた斉藤君は 間の抜けた返事をして、 慌てて 自分自身の携帯のムービーをスタンバイさせる。