きっーーー 「きすっーーーあのっ えっ?!!」 「ふぅん。深雪さんって 不意打ちに弱いんですね?」 にっこりと 優しい笑顔の斉藤君。 もう、 ドキドキが止まらなくて もう、なんなのかわかんない。 「深雪さん。さぁ、 僕と 恋の喜び 感じましょう?」 斉藤君がまた にっこり笑って、 手を差し伸べた。 私は、 ただただ吸い込まれるように その手を取った。