あの頃より きっと。




その瞬間だった。





「彩穂!」





いつもの声で、彩穂を呼ぶ人が現れた。

そう、




「風磨…?」





いきなり現れた風磨に驚きすぎて、彩穂は麻紀と美優を見た。





「どういうこと?ちょ、麻紀?美優?」





慌てる彩穂をよそに、2人は可愛らしく笑った。





「クリスマスプレゼント、私たちから!」





その言葉に、彩穂は顔を赤く染めた。