「あれ、ここからどっち行くんだっけな?」 玲奈の手を握ったまま、風磨は苦笑した。 「まさかのパターンですね、風磨くん…」 玲奈も風磨につられて苦笑すると、2人で顔を見合わせて笑った。 「ちょっと待って、今ケータイで調べっから」