そう言って、風磨は玲奈の手を握った。

玲奈の手は、小さくて細かった。

歳が2つ違うと、手の大きさはこんなに違うのだろうか。

風磨がそんなことを考えていると、玲奈が顔を赤らめていた。

風磨は胸の奥が鳴って、隠すために下を向く。





「…ずるいよ」