「あーっ!私今日、日直だったっ!資料取りに行ってくるね!」





そう言うと同時に、美優は教室から駆け出していった。

麻紀は、眉を下げて呆れながら笑うと、彩穂へのメールを作成した。





『どしたの?具合でも悪い?』





送信完了、という画面が出ると、麻紀は勉強に取り掛かった。