15歳の夏。

パパは再婚した。


パパはデキ婚した。
16歳になった春に産まれたあたしの妹には、とても優しそうな目で接していた。



新しいお母さんは、あたしのことを存在してないみたいに思っている。


話しかけても、返事されたことなんてない。



お父さんだって、16年間何ひとつあたしに対して変わってない。



相変わらず、手をあげてくる。






家を閉め出されたら、

一晩中どこかで暇をつぶしている。



高校生になってから、


それがあたしの日常になっていた―――――――。