入学届け
日本に帰って真っ先に通うはずのK北小学校の校長先生に会いに行った。
「もぉ、今からじゃ入学式には出れないですよ」
校長先生らしき人がお父さんに言う。
「入学式の後に転入というかたちなら大丈夫ですよ。」
「それじゃあ、意味ないです。」
そう言ってその場を後にした。
お父さんは妹の蘭ちゃんに相談した。
「兄貴、真美が行ってる小学校なら間に合うってよ!!」
「ここから通うにはちょっと遠いだろ…
俺だって毎朝送ってやれねーしよぉ」
「兄貴、正直さ…
アタシも真美を産んで直ぐにあの人を亡くして男手が足りないんだ!
家政婦さんは皆女だから、兄貴こっち住んじゃいなよ!!
助け合いって母さん言ってたじゃん!!」
こうして私はママと暮らしていた家を出て叔母さんといとこの暮らす家にやってきた。
日本に帰って真っ先に通うはずのK北小学校の校長先生に会いに行った。
「もぉ、今からじゃ入学式には出れないですよ」
校長先生らしき人がお父さんに言う。
「入学式の後に転入というかたちなら大丈夫ですよ。」
「それじゃあ、意味ないです。」
そう言ってその場を後にした。
お父さんは妹の蘭ちゃんに相談した。
「兄貴、真美が行ってる小学校なら間に合うってよ!!」
「ここから通うにはちょっと遠いだろ…
俺だって毎朝送ってやれねーしよぉ」
「兄貴、正直さ…
アタシも真美を産んで直ぐにあの人を亡くして男手が足りないんだ!
家政婦さんは皆女だから、兄貴こっち住んじゃいなよ!!
助け合いって母さん言ってたじゃん!!」
こうして私はママと暮らしていた家を出て叔母さんといとこの暮らす家にやってきた。

