教室へ戻る途中の階段で田島さんが駆け下りてくる姿が見えた。

あれ? 田島さんだ。
なんで3年の階段に?

遅刻してきて居ない事に疑問を抱いた。
遅刻でなければ私と同じ様に三浦先生の所へ行くはずだから…
どんな用事があろうと彼女なら私に捕られまいと思うはず。

私はそんな事を思いながら教室へ戻る。
教室へ入った瞬間私は異変に気づいた。

あれ? 私イスちゃんと閉まって行ったのに…

閉まったハズのイスがなぜか出ている。
これは誰かが私のイスに触れた証拠。
机の中も荒らされている。
私は初めにネックレスを探した。
この前落としてしまった事もあり、今日は持ち歩いていなかったから…

確かにカバンに入れといたハズなのに、無い…

また誰かにイタズラで盗まれてしまったのだろうか、そぉ思った時先ほど階段を駆け下りて行った人物を思い出した。

私は探すのを止めとりあえず、三浦先生の朝練が終わるのを待った。