花梨の部屋に入ったあいつが、今花梨を抱いているなんて想像して、



気分が悪くなった。



無理矢理抱いてるじゃないかと思うと、



部屋に乗り込んであいつを殴ってしまいそうで、



俺は逃げて来た。



中林はそんな俺の気持ちが分かったのか、



「俺なんか腹へっちゃってなんか食べにいかない?」


俺の返事を聞かないまま中林は歩き出した。



いつもみんなで行くファミレスに向かった。



中林は腹が減ってとか言った癖に飲み物だけを注文した。



ありがとうな。中林俺が部屋に帰りたくないこと分かってくれたようで、



嬉しかった。