そして11時過ぎに花梨は背の高い男におんぶされ帰って来た。



俺は頭にカーッと血が上り、その男を睨みつけた。



俺の女に手を出すなんて許さねぇ。



花梨が怖がっているのが分かった。



たけど俺は無理矢理その男から花梨を離し、



抱いたままの花梨を連れ部屋の中に入った。



俺は酒に酔った無抵抗な花梨を激しく抱いた。



こうでもしないと花梨が、俺から離れて行きそうで怖かった。



こんな事しても何の意味も無いこと分かってる。



でも花梨をどうしても離したくない。



どんなに無様でも花梨を失う事が怖い。



泣き叫びたい。



花梨お願いだから、もう一度だけ俺を許してほしい。