私が、「友章何処に行くの?」



「昔よく二人で行っただろう。」



「えっ。海?」



ああ、と友章は答えた。



今あそこには行きたい気分じゃない。



友章に初めて告白され、二人で付き合う事を決めた。


そして初めてキスした場所だから、



今は綺麗な場所にして置きたい。



こんな気持ちであの海を見たくない。



でもそんな私の気持ちを友章は分かるはずもなく、



車はあの海へと進む。



「友章私ね。」



話そうとすると、「俺は別れないから、浮気したのは

花梨にずっと俺だけを見てほしかったから、


花梨は可愛いし、こんな俺よりいいやつ現れたら取られるっていつも考えてた。」



そんな事ないよ。



友章がそんな事思ってるなんて知らなかった。