酔って歩けない私は陽人におんぶされマンションまで帰った。



「陽人ごめん。」



陽人は気にするなって笑う。



私はこの前の歓迎会と言い陽人に迷惑かけぱなしだ。


「陽人ぉ。重くてごめん。」


陽人は全然軽いしと笑う。


陽人の背中は広くて暖かい。



私はぎゅってしがみついた。



「花梨どうした?俺に惚れた?」



「・・・・・・」




返す言葉がない。



「図星?」



かも知れない?ってごまかした。



そうもしかしたら、私陽人が好きなのかも知れない。


陽人といると安らげるし、嬉しい気持ちになる。



ずっと一緒にいたいなって思う。



私はすっかり彼氏の存在を忘れていた。