課長の方が年下で三枝木主任には逆らえないようだ。


私は漸く三枝木主任から解放された。



もう体中の力が抜け座ってられず、



陽人に膝枕をしてもらい横になった。



陽人が優しくもう少ししたら、連れて帰るから寝てていいから。



頭をなぜてくれた。



陽人ごめんね。又迷惑をかけてしまった。



中山さんの声が聞こえた。


「田村君はいいなぁ。僕も花梨ちゃん抱き締めたいよ。」



陽人が中山さんに何か言ってる。



でも聞こえないや。



私は本当に眠ってしまった。