三枝木さんが中々帰って来ないので、教えてもらった事をひたすらメモった。


近くにいた課長の末永さんが、三枝木はきまぐれだから、気にしなくていいよと言ったけど。


嘘だ、いつもあんなに感じが悪いのか。



主任の三枝木さんにこんなに嫌われていて、この先どうかかわって行けば良いのか分からない。


昨日の醜態を取り返す事は出来ないのだ。



どんなに反省してもどうにもならないことがある事ぐらい分かってるつもりたけど、本当にどこまでバカなんだろうか。



今さら反省しても取り返しなんて出来ないのに。


三枝木さんの信頼を取り返すためには、今何をすべきなのか。


もう社会人だから、甘える事は許されない。


いつの間にか、末永さんが私のそばに来ていた。



「俺も花梨ちゃんにきすされたかったな。」



「課長からかわないで下さいよ。昨日の事は全く覚えてなくて、忘れたいです 。」



今はその話に触れてほしくないに。



「今度は食品売場の歓迎会あるから、楽しみにしてるよ。」



歓迎会では絶対お酒は飲みませんから。



強く決心した。