私はそれから噂を気にしないように、



仕事を頑張った。



小野さんが私が強くなったと誉めてくれた。



陽人はいつも心配そうな顔をする。



陽人にはこれ以上心配かけたくなくて、



私は陽人が残業で帰りが遅い日に、



美園さんに電話をした。



美園さんは私の話す一言づつを一生懸命に聞いてくれた。



そして美園さんが、「陽人の事好きなんでしょ?陽人の事だけ見て上げて、


回りの誰がなにを言っても、二人が強く信じ合っていれば怖いものなんてないのよ。


私も主人と一緒になった時色々言われた。


たけど主人の私に対する思いは本物だった。


だから私も本気で主人を愛した。


今もその気持ちは変わらない。


だから花梨ちゃんも噂なんかに負けないで、


陽人を信じて二人で頑張りなさい。」