陽人がこっちを見てと言う。



私は陽人の方に向く。



「さっき親父が言った事たけど、


俺は親父の話し受けようと思う。


後二年俺頑張るからさ。


花梨俺に付いて来てよ。


多分俺一人じゃ無理。


花梨がいないと無理だからさ。


俺と結婚してほしい。」



そう言い陽人がポケットから指輪を出した。



これはおふくろがくれた指輪に比べたら、



おもちゃみたいなもんだけど、受け取ってほしい。」


私は頷いた。