「俺今大学にも行ってないんだよ。


何もしたくなくて花梨の事ばかり考えて、


毎日が辛い。


花梨がいないと俺駄目になる。


生きていけそうもない。


お願いだからもう一度やり直そう。


俺花梨の為に生まれ代わる。


大学も辞めて働くから。


お願いだから。」



友章が土下座をした。



泣いちゃいけないと思ったのに涙は止まらない。



たけどどんなに友章にお願いされても、



どんなに泣かれても私の気持ちが変わる事はなかった。



涙は溢れているのに冷静な私がそこにいた。



陽人は多分私の気持ちを分かってくれている。



私はゆっくり話す事にした。