すぐに中林君が来た。



同じ職場なのに中林君の顔を久しぶりに見た。



小野さんがこっちだよ。と中林君を呼ぶ。



中林君が私たちの席に来た。



「花梨ちゃん元気にしてた?」



私は小さく頷いた。



「やっぱ田村君と一緒だったんだね。


心配して損しちゃったな。」



ごめん。と言おうとすると陽人が、「中林悪い心配かけて。


何から話していいのか分からなくて、


でも話さないと何も解決しないから。」



陽人が言葉を選びながら話しを続ける。



小野さんも中林君も真剣な顔をしている。



小野さんが私たちは二人の見方だから。と言うと中林君も頷いた。



二人の優しい思いに触れ嬉しかった。