陽人が心配そうに私を見る。



「花梨仕事大丈夫?」



仕事は休みたくなかった。


仕事を休んで一人でいるのが怖い。



あの部屋にいたら又友章が来るかも知れない。



「花梨何も心配するな。俺がいつでもそばにいるから。」



花梨の部屋に着替えを取りに行った時、



真っ暗な部屋の中が異様感じがした。



見たくなかったが花梨の寝室はかなり乱れていた。



花梨には言わなかったが、花梨の体にはいくつかの傷後があった。



多分花梨が抵抗してあいつが押さえ付けた時、



出来たのだろう。



だけど俺は花梨には言わない。



これ以上花梨を傷つけたくない。



俺が守ると決めたから、この先なにが起ころうともおれは花梨を離さない。



二人で生きて行きたい。



これからの二人の時間を大切にしたい。



花梨なにも心配する事はないんだよ。