陽人の気持ちが嬉しい。



私の心の中に陽人の思いがストレートに入ってくる。


こんなに気持ちがいい。



愛される幸せ。



友章との五年間にこんな風に感じた事があっただろうか?



いつも不安でどこかで自分の気持ちを押し殺して、我慢ばかりしていた。



友章といて私は笑っていたのだろうか?



いつも作り笑顔でいたのかも知れない。



友章は幼馴染みで、好きと言われ付き合った。



それからはもう友章に振り回されぱなしだった。



一つ年上の友章は見た目大人でも、



本当に子供で自分の思い通りになんでもしたかった。


私がいけなかった。



そんな友章を甘やかしてしまった。