その日は結局、プレッツェルが一個だけ残った。 彼が、買って行ったのと同じフランボワーズ味のプレッツェルが。 それを食べながら、彼を思い出すときにきゅんとなったのを、甘酸っぱい木苺のせいにした。 彼が毎回買うのもうなずけるような、美味しさだった。