あたしだって、残ってるよ……。
悲しいけど、されてることが残酷だったとしても、
あたしは、茜くんに、大好きな人に触れてもらえたんだって
そう思うと、嬉しかった。
茜くんは、ずっとその罪の重さを背負ってくれてたんだ。
「ごめん。謝っても謝りきれないことはわかってる。
だけど、謝る以外に、他に方法が思いつかないんだ…!!」
「茜…、お前……」
『茜……くん』
あたしがそっと口を開いたとき、茜くんが顔をあげた。
聞こえたのかな?あたしの声も。
『もう、いいよ?茜くん……』
「五十嵐…?」
『あたし、茜くんのこと、憎んでないっていったら
嘘になるけど、嫌いじゃないの』
「…………」
『今の茜くんの言葉に、嘘はないっていうこと、
あたしにはわかるから……』
茜くんは、不器用なんだ。
宮原くんに似てる。不器用だから、
自分の気持ちを表に出せないから、
だから必死に、笑顔で取り繕うことで
自分を守ってきたんだね。
そんな人が、今、こうやって自分をさらけ出すなんて、
嘘で出来るわけがない。
『だからね、茜くん……』
だから、だから。
『もう、自分だけを責めないで?
茜くんはもう充分罪の重さを知ったから』
「え?」
『あたしね、生きてる頃は、茜くんがいたから頑張れた』
自分でも、何を言い始めるんだろうってわかってた。
だけど、口が勝手に動いて止まらなかった。
『バスケしてる茜くんを遠くから見られるだけで、
ピアノも、他のことも、全部頑張れた』
『それがあたしの頑張れる源だったの』
「五十嵐…」
『死んでからは、茜くんの冷たい視線だけが残って悲しかった』
『だけど、あたしは宮原くんに助けられたの』
「涼介が……?」
『前までは、茜くんがあたしの頑張れる全てだった。
でも今は、今あたしが“ここ”にいる存在理由は―』
そう。あたしの存在理由はたった一つ。
『宮原くんなの』
悲しいけど、されてることが残酷だったとしても、
あたしは、茜くんに、大好きな人に触れてもらえたんだって
そう思うと、嬉しかった。
茜くんは、ずっとその罪の重さを背負ってくれてたんだ。
「ごめん。謝っても謝りきれないことはわかってる。
だけど、謝る以外に、他に方法が思いつかないんだ…!!」
「茜…、お前……」
『茜……くん』
あたしがそっと口を開いたとき、茜くんが顔をあげた。
聞こえたのかな?あたしの声も。
『もう、いいよ?茜くん……』
「五十嵐…?」
『あたし、茜くんのこと、憎んでないっていったら
嘘になるけど、嫌いじゃないの』
「…………」
『今の茜くんの言葉に、嘘はないっていうこと、
あたしにはわかるから……』
茜くんは、不器用なんだ。
宮原くんに似てる。不器用だから、
自分の気持ちを表に出せないから、
だから必死に、笑顔で取り繕うことで
自分を守ってきたんだね。
そんな人が、今、こうやって自分をさらけ出すなんて、
嘘で出来るわけがない。
『だからね、茜くん……』
だから、だから。
『もう、自分だけを責めないで?
茜くんはもう充分罪の重さを知ったから』
「え?」
『あたしね、生きてる頃は、茜くんがいたから頑張れた』
自分でも、何を言い始めるんだろうってわかってた。
だけど、口が勝手に動いて止まらなかった。
『バスケしてる茜くんを遠くから見られるだけで、
ピアノも、他のことも、全部頑張れた』
『それがあたしの頑張れる源だったの』
「五十嵐…」
『死んでからは、茜くんの冷たい視線だけが残って悲しかった』
『だけど、あたしは宮原くんに助けられたの』
「涼介が……?」
『前までは、茜くんがあたしの頑張れる全てだった。
でも今は、今あたしが“ここ”にいる存在理由は―』
そう。あたしの存在理由はたった一つ。
『宮原くんなの』
