ねぇ。





そこにどんなにかっこいい人がいて





その人があたしに、どんな綺麗な花束を手向けたとしても





あたしね





全然うれしくないんだ。





あたしはね





たとえ小さな花が、かわいげもない牛乳瓶に活けてあるだけだとしても、





いくら不良だって、みんなから嫌われている人であっても




小さな花の前で怖い顔をして手を合わせるあなたが




すごく





すごく嬉しかったんだ。