やっぱり・・・。
あたしはこの世に生きていない。
あたしはあの世にも生きてない。
生きてないけど、死んでもない。
だって、“ここ”にいるんだもん・・・。
すり抜けた手をゆっくりと引き抜いて引っ込めた。
奈々は気付かずに話題を変えて話し続けていた。
何なんだろう・・・。
この気持ちはいったい・・。
「まな・・・・。きっとあたしたちのこと恨んでるよね・・」
「ねぇ、また真奈美!?いい加減にしてよ!!
あんなやつ、死んで当然でしょ!?」
“死んで当然”。死んじゃうことに“当然”も“意外”もあるのかな。
あたしは“当然”の人間なんだね。
どうして?
あたし、何も悪いことしてないのに・・・。
あたしはこの世に生きていない。
あたしはあの世にも生きてない。
生きてないけど、死んでもない。
だって、“ここ”にいるんだもん・・・。
すり抜けた手をゆっくりと引き抜いて引っ込めた。
奈々は気付かずに話題を変えて話し続けていた。
何なんだろう・・・。
この気持ちはいったい・・。
「まな・・・・。きっとあたしたちのこと恨んでるよね・・」
「ねぇ、また真奈美!?いい加減にしてよ!!
あんなやつ、死んで当然でしょ!?」
“死んで当然”。死んじゃうことに“当然”も“意外”もあるのかな。
あたしは“当然”の人間なんだね。
どうして?
あたし、何も悪いことしてないのに・・・。
