たんぽぽ

まだうす暗いうちにカーテンをあけた。



机の上の写真をじっとみつめた。
3人が仲良くなった日の、記念の1枚。




大丈夫だよね。




昨日と同じように呟いた。
自分で自分を落ち着かせるように何度も呟く。




『行ってきます!!』



キッチンにたつお母さんに元気にそう声をかけると、
いつもより早く、あたしは学校に出かけた。





いつもの見慣れた学校も、
いざ見えてくると足が震えた。
大丈夫。大丈夫だってさっきもいったじゃない。





昨日のことは、ただの夢だって。
また、今日から奈々も学校に来て
笑って挨拶してくれるよ。





大丈夫。大丈夫。






何回この言葉を呟いたかな?






そんなことしたって、意味なかったのに・・・。